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毎年春に行われる調布航空宇宙センターの一般公開は、毎年大勢の見物人であふれます。
第一会場の展示施設は、それぞれに説明パネルが用意され職員が説明をしてくれるので、わかりやすい展示になっていました。ただ中身は専門的で難しいものがあります。
見物の人は、大人から子供まで多種多様で、若い女性連れがいるかと思えば小さな子供の姿も多く、日本人の科学好きが新ためて感じられます。
展示は写真やパネルもありましたが、なんといっても実物展示は見ごたえがあります。普段見ることができない本物のジェットエンジンや巨大な風洞など、珍しいものを見ることができます。
一通り見るには2時間以上かかりますが、途中休憩する食堂も用意されています。大沢の第二会場へは専用バスが運行されていますので移動もスムーズに行うことができます。(撮影・文 三村)
- 住所
- 調布市深大寺東町7-44-1
- 主催
- 宇宙航空研究開発機構
- URL
- ホームページ
写真

HOPE-Xという強度試験用の機体、スペースシャトルに似ています。

YS11の操縦室に入りたい一心で長い行列が出来ていました。

正面入り口を入ったところ、テントで資料をもらって右側の展示室に向かいます。

大きな球形のタンクは真空になっていて、風洞の空気を吸い込んで風を起こす装置です。

最初に入った展示室で、ひときわ目を引くのが超音速実験機。流線型の機体がとても早そうです。

ずんぐりして愛らしい機体は、小型自動着陸実験機です。

子供が真剣に見ているのは、実験機の先端にあいた穴で、興味津々の様子でした。

巨大な遷音速(せんおんそく)風洞の一部、遷音速とは音速と同じくらいのスピードという意味のようです。

この四角い箱の中に模型を置いて、風洞の中で実験をします。

低速風洞は地下鉄のトンネルのようで、ここを風が抜けていきます。

低速風洞、突き当りが網になっていて風が吸い込まれていくようです。

女性が回しているのはターボファンエンジン、両手を使わないと重くて回せません。

大きなターボエンジン、頭上に吊り下げられて迫力満点です。

月探査ロボットがいつ動くのか待ち望んでいる子供達。

カメラを構えた大勢の人が、展示された模型を撮っています。

垂直離着陸機(VTOL)の精巧な模型、スイッチを操作すると浮き上がるので子供は大喜びでした。

本物のVTOL試験機、真っ赤な色と奇抜な形が興味をそそります。

超音速風洞の空気の流れをモニターに表示、職員の説明を熱心に聞いていました。

新素材についての説明のようですが、子供達がとても興味を持って聞いていました。

ボール紙を折り曲げて飛行機を作っています。完成品は画面下の方に写っています。

場内に1か所ある食堂、昼時なので大変混み合っていました。